2014 欧州選手権 女子シングル

欧州選手権@ブタペスト、ハンガリーの地元選手いないの!?

1. Julia LIPNITSKAIA RUS 209.72
2. Adelina SOTNIKOVA RUS 202.36
3. Carolina KOSTNER ITA 191.39
4. Alena LEONOVA RUS 178.15
5. Mae Berenice MEITE FRA 173.37
6. Valentina MARCHEI ITA 165.25
7. Elena GLEBOVA EST 155.71
8. Nathalie WEINZIERL GER 151.88
9. Joshi HELGESSON SWE 146.45
10. Elene GEDEVANISHVILI GEO 141.82

三、四年前は170くらいで表彰台に上がれてたと思ってましたが、ロシア女子の
出現で一気にハイレベルな戦いになりましたね、SPの方は中々抑えめの採点傾向に
あったのですが、FPで一気にインフレ気味になりました。

最終グループがソトニコワから始まって構成点68も付けちゃったもんだから
そこが原因でしょうか、一番良かったフランス大会で64点台でしたからね。
200点台の大台に乗せる選手が増えてきたのは喜ばしいです、五輪に向けて
景気づけなんでしょうか。

SPの時点でラフエンテ、フランク、マクスウェル、ヘッケンなどユーロで活躍が
楽しみな選手が予選落ちしました…マッコーケルもギリギリでしたね。
一方久しぶりに映像が見れたトゥッキーラやヴァインツァールのそこそこ良い
演技を見ることが出来たのが嬉しいです、フィンランドは今回五輪枠を獲得
出来ず残念でした、コルピも大事なシーズンに怪我をしてしまってさぞ無念でしょう、
五輪の美女アスリート特集に彼女がいないのは違和感があります。

2014 欧州選手権 リザルトページ




ユリア・リプニツカヤ
フィンランディア杯1位 カナダ大会1位 ロシア大会1位 GPF2位 SB198.23





昨季のサイボーグ少女はどこに行ってしまったのか、この選手は技術力で戦うしかないと
思っていましたがここまでの表現力を携えてくるとは思ってもいませんでした。
SPの「愛はまごころ」とFPの「シンドラーのリスト」どちらもどこか影を感じる彼女の
雰囲気にぴったりとはまったものです。まだ背もあまり伸びておらず幼さを感じる出で立ち
ですが、今の時期にしかない少女の持つ儚さと神秘性を演技の中でよく出していると思います。

無理に大人びた曲やチャイルディッシュな曲にするよりも数倍彼女の魅力が活きる選曲です。
シンドラーの曲は有名で、雰囲気を活かして滑りで見せる演技が多かったですが、キャラクター
を演じるというまた新しい解釈のプログラムになっていますね、赤い衣装がよく似合っています。

技術的な部分は安定した3Lz-3T、加点がモリモリ付くスピンが武器になっています。
ルッツはフラットなエッジで飛んでしまっているのでエラー判定がつくものの、質が良いので
最小限の減点で済んでいますね、キャンドルスピンもシーズン初め、トラベリングが見られて
ちょっと…と思ったのですがすぐに改善されていました、今大会は少し危なかったですが。

2Aからの3Tのコンビを前半に付けられなかったので後半に飛んでいますね、かえって基礎点が
上がっています、こういうことが出来るのも彼女が評価を受ける一端ですね。

全大会通して190以上という高得点をマークし続け、初出場のユーロで200点越え、史上最年少での
初優勝という快挙です。五輪ヒロインの一人ですね、メダル争いにどう関わってくるか楽しみです。

アデリナ・ソトニコワ
中国大会2位 フランス大会2位 GPF5位 SB189.81





何故大半のロシア選手は大人しい選曲をしないのか…
JOの試合で見た演技はなんだか微妙でしたが、だんだん本人も演じこなせて来ていて
曲にも耳が慣れてきました、機械仕掛けのお人形が自由に踊っている雰囲気が良いですね、
これぞカプリチオーソって感じです。でもSPのキャンキャンした音源のカルメンはまだ慣れません。

SPは3T-3Tで行くようにして昨季より大分安定感が出てきました、一方FPで崩れる印象が強くなって
いたのですが、ロシア選手権と今大会、130以上の高得点を出しているので調子は上がってきている
のだと思います。滑らかなスケーティングと高く流れのあるジャンプは大きな武器ですね、
基礎が出来ているのが大きな強みです。

五年前、12歳でシニアの国内選手権を制してからも色々あり、念願の五輪代表を手にしました。
良いスケートを母国の五輪で披露して貰いたいです。

カロリーナ・コストナー
中国杯3位 ロシア杯2位 SB190.12




コストナーさん9年連続表彰台!
シーズン前半は中々調子が上がって来なかったです、GPF出場を逃し、国内選手権もスキップ
しての試合だったので心配でしたが期待の持てるレベルまで戻してきた印象です。

SPとFPをどちらも変更するという荒療治、SPの「ユーモレスク」は個性的なクラシックを
踊る彼女に合った、軽快で可愛らしいプログラムで好きだったのですが、シューベルトの
「アベ・マリア」という手堅い選曲をしてきました。

ショーナンバーで滑っていたものでもあるので、まったく新しいというわけではないですが、
ジャンプがよく決まっていたし、何より彼女が正統派の演技をするとこんなにも美しいものが
出来上がるのかと驚きます、エッジを限界まで倒したスパイラルやステップは素晴らしいですね。
天国に連れて行ってくれそうな雰囲気。
五輪シーズンは観客に応援してもらいやすい選曲をするのも一つの手段だと思うのでこれはとても
良い変更だったと思います。

そしてFPは昨シーズンンの「ボレロ」に戻してきました、「シェヘラザード」も悪くはない
テーマでしたが少し編曲が曖昧で盛り上がりにくかったと思います、繋ぎや印象的な個所が
少なかったのもプログラムの印象として弱い、スパイラルは絶品でしたが。

その点「ボレロ」は彼女のコンテンポラリーなプログラムの集大成といった選曲で、
トップ選手が滑るに相応しい曲です、是非五輪で見たいと思った演技なのでとても嬉しいです。
前は最後ジャンプでしめていましたが、こちらのハラハラが半端なかったし、失敗するリスクが
大きいので、手堅くスピンに変更してくれて良かったです、フィニッシュポーズカッコいいですね。

ジャンプをどこまで安定させてくるか、そこが五輪までの課題になります。
トリノ9位、悪夢のバンクーバー16位と五輪に苦手意識のあるような彼女ですが、3度目の五輪で
どうか実力を出し切って貰いたいです、個人的に一番メダルを期待しております。

アリォーナ・レオノワ
NHK杯 7位 SB161.94





先シーズンからの不調を考えるとよくここまで来てくれた、と思う良い内容でしたが、
もう少し早く復活出来ていれば…という思いもあり複雑です。

昨季からプログラム変えすぎ問題、「タンゴ」「アランフェス」「ポエタ」「カルメン」と系統も
被り過ぎぃ…SPは結局4年前のプロ「バニーニャ」に「カリンカ」をプラスしたロシア民謡プロに
なりました、とても彼女の魅力を引き出したものですね、地元で披露すると喜ばれるでしょう。

FPの「カルメン」もジャンプに集中したプログラムではあるものの、雰囲気を醸し出せていて
良いものでした。3T-3Tをこれだけ美しく飛べる選手ですが、他のジャンプで回転不足を取られたり、
レベルが思うように取れなかったりで大きな点数にはならなかったです。

国内選手権で復活し5位に入り、3枠あれば代表入りというところでしたが惜しかったです。
昨季の世界選手権には自身も出場していたので、仕方のない結果ではありますが残念。
でも今のロシアでトップの位置にいるのは誇っていいことなので、今後の自信にして
貰いたいです。でも続けるのであれば、今以上にもっと成長してゆかねばなりませんね、

モロゾフとの組み合わせで出せるものは出し尽くした感じがするので別のコーチにつく
のもいいかもしれません、マカロワ選手もアメリカへ国籍を変えて続けていくようですし、
他のロシア選手にも言えることですが、ソチ五輪に囚われず長くスケート人生を見通して
活躍していって欲しいですね。

マエ・ベレニス・メイテ
アメリカ大会6位 フランス大会5位 SB167.98




フランス期待の若手ですが今シーズンついに国内選手権で優勝しました。
高いジャンプを武器に活躍してきましたが、今期は彼女に合うカッコいいロックのプログラム
を揃えてきました、本人も楽しそうに滑っていますね。

フィギュアでは難しい曲ですが滑りこなせているので、構成点の評価も高くなってきて
7点台が並ぶようになりましたね、中には8点台をつけるジャッジもいます。
調子と評価を上げての五輪なので期待が持てます。

バレンティナ・マルケイ
アメリカ大会7位 NHK杯6位 SB168.95





佐藤コーチについてからどんどんスケートに磨きがかかり、本人の雰囲気もなんだか
毒気が抜けたというか、洗練された女性になってますね。
その色気がよくスケートにも出ています、アップテンポな演技が今までは多かったのですが、
しっとりとした雰囲気を前面に押し出しています。

SPの「帰れソレントへ」は白い衣装で母国賛歌のような演技ですね、最近になって3-3を取り込む
などベテランになっても意欲的な挑戦を見せています、鈴木選手に通じるど根性です、
凄いことですよね!FPはまた違う色気を出し、スケーターとしてグンと伸びてきました。

これまでの試合で一定の水準を保った活躍をしているので五輪にピークを持ってこれると良いですね。

エレーナ・グレボワ
NHT11位 NRW杯1位 SB152.92





ヘッドバンドが本人の流行なのかよく着けていらっしゃいます。
構成が弱かったり、要素のレベルが高いわけではないのですが、堅実な演技で自身最高の7位に
入りました、クレオパトラの演技はとても安藤さんと被るものがあると思ったら、振り付け師も
リーアン・ミラー氏で同じなんですね、地道に実績を上げている彼女ですが、3回目の五輪でも
地味に活躍して欲しいと思います。

ヘルゲソン姉妹
ヴィクトリア:アメリカ大会8位 フランス大会7位 SB153.27

彼女は今まで選曲と衣装のセンスがとても良かったのですが、どうして今季に限って
よく分からないプログラムを…これが北欧クオリティなのかな…


ヨシちゃんは怪我でシーズン前半はほぼお休みしていました。

もともと五輪の代表は姉のヴィクトリアに決まっていたようですが、今大会の結果を
見ると少し不安を覚える出来でした、まともに決まった3回転が一つですからね、
ヨシちゃんも安定しているわけではないけどルッツを組み込んだりジャンプの面では
秀でていると思います。レベルを取るのはヴィッキーの方が上手いですが。

エレーネ・ゲデバニシビリ
ネーベルホルン杯6位 アメリカ大会9位 NHK杯9位 SB 148.94




2年に一回くらいのペースで良い演技を見せることがあるのですが、ここ最近は
落ち込んだままです、SPを以前の「ジェラシー」に戻しました、パリッとした雰囲気の演技が
合うのでこれは良かったと思います、コーチもオーサーコーチに戻ししっかりとジャンプを
決めました。

問題はFP、「ジゼル」なのですが、シーズン初めから思いましたがまったく表現力が感じられない…
もう少し曲に合わせたスケートをして貰いたいですが、今の状態ではこれが限界なのでしょうか、
要素をこなすのでいっぱいいっぱいな印象。

今回衣装もまた変わって、いよいよなんのプログラムなのか分からなくなってきました。
個人的に五輪シーズンに相応しいプログラムではないと感じたので残念です。
グルジアとも近いソチでの五輪なので、代表として多くの人の印象に残る演技をして貰いたいなぁ。

ヨーロッパ圏の五輪女子フィギュア出場国は
オーストリア・チェコ・エストニア・フランス・グルジア・ドイツ
イギリス・イタリア・ノルウェー・ロシア・スロバキア・ウクライナ
となっています。

イタリアとロシアが二枠で今大会の成績上位者二名、その他の国も
今大会出場者と上位者で決まりそうです。ただスロバキアは今大会出場の
ラジコワではなくシマンチコワを派遣するようです。

今期シマンチコワは絶不調のようなのですが、昨季は良い活躍を見せ、
五輪枠も彼女が獲得したものでした、今回のラジコワの得点が
シマンチコワのベストと比べ大きく離れていたのも要因でしょうか。
ラジコワ残念、シマンチコワは早く調子を戻してきて欲しいですね。

あぁ、次に彼女らを見ることが出来るのは五輪ですね、みんな頑張れ!



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