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2013 世界選手権 女子FS

「春の女子高難度ジャンプ大感謝祭」

そんな感じの大会でございました、いやなんてレベルの高い大会なんだ。
勢いのいある若い選手が多くなったのもありますがシニアのベテランも
レベルの違いを見せつけてくれてとても良い相乗効果だなと思います。

FSで100点代に乗っているのが15人もいるというのがすごいことです。

今回の結果で主な国の五輪枠は

3枠が 韓国・日本・アメリカ
2枠が イタリア・カナダ・ロシア・中国

となりました。日本は安心の三枠、何よりアメリカが久々に三枠取れたのが
喜ばしいです!これで熾烈な代表争いも少しは緩和されるかな?
代表争いで大変なのがロシアです、二枠かぁ・・・来季は血を見るかもしれんね・・・
そしてイタリア、どうなるかと心配でしたがマルケイさん良かったね。

他の国ではスェーデンが1枠だったのがちょっと残念、ヘルゲション姉妹の五輪出場
見たかったです、あとはウクライナのポポワさん、スロバキアのモニカさんが
良い演技をして枠を取れたのが喜ばしいです。

来季もこのレベルの高さが続き、ものすごい五輪になるといいですねぇ。
2013 世界選手権 リザルトページ
Akiko SUZUKI JPN 103.42

冒頭の大きな二つのジャンプを失敗してしまいました。
流石スピン・ステップをレベル4で揃えましたがここまでコンビネーションが
入らないで抜けもあると厳しいです、4CCで復活の兆しがあったのですが
なかなか難しいですね。

ただこの演技で去年のワールドと同じくらいの構成点を貰えたのは彼女の
評価がワンランク上がったと見ても良いのではと思います、実際にとてもよい
プログラムですから。ジャンプ構成も調子によって変えながら安定した
成績を得られるようになるといいですね。

Kaetlyn OSMOND CAN 112.09

少々硬さが残る演技でジャンプも飛び急いでいるように見えました。
シーズン通して彼女の演技を見てきてまだパワーのある動きに対して体幹が
しっかりしていないように思えました。

荒いけれど勢いのある演技と他にない表現をする個性の強い選手だと思うので
これからどんな風にシニアで育っていくかとても楽しみです。
昨年の世界ジュニア10位を考えると一気にステップを駆け上がったシーズンでした。

Adelina SOTNIKOVA RUS 116.36

シーズン後半戦の安定感そのままにワールドでも非常に良い演技をしました。
はじめ見たときはなんだかわちゃわちゃしたプログラムだと思いましたが
今は彼女の滑りの良さが際立つ良いプログラムに見えました。

セカンド3Tの回転不足が響き点数はそれほどでもありませんでしたが、構成点
で60貰えたのは評価をモノにしてきたなと思います、終わったあとの開放感に
満ちた顔は16歳らしく可愛いかったです。来シーズンに向けよいステップになりました。

Elizaveta TUKTAMYSHEVA RUS 119.52

大きく出遅れたもののやはり勝負強さを見せてくれました、もう雰囲気からは
貫禄を感じますね・・・
ロシア人の滑る「黒い瞳」は格別ですがSPとFSの表現の差があまり感じられないのが
残念です。もともと影のある雰囲気を持った選手ですが演技面で新しいジャンルのプログラム
やスケールの大きい滑りを見せて欲しいと思います。

Kanako MURAKAMI JPN 123.09

4CCに続きとても良い演技をしました、2Aのシークエンスの抜けという全く同じミスが
悔やまれますがしっかりトップ選手の演技を見せていたと思います。メダルに届きそうな
演技でしたがループ二本の回転不足が地味に響きフリーは7位で順位を落として
しまいました。

他のトップ選手に比べてFSでの大技がないのが少し響いてますかね、お得な2A+3Tを
組み込めればまた一つ上に行けるかもしれません、あとは精度を高めるだけだと思います。
今でもレベル獲得の安定感は素晴らしいし、なにより表現力の地道な進歩が素晴らしいです。
3大会連続で入賞&自己ベスト更新おめでとう!

Ashley WAGNER USA 123.36

プログラム後半の失速が痛かったですね、ステップで疲れが出てきましたが直後のフリップ
をしっかり決めたのは彼女の根性を見た気がします。
今シーズンはGPシリーズの全大会で表彰台に乗ったり、全米選手権を二連覇したり
昨季からの勢いを落とすこともなく順調にトップスケーターの評価を付けつつあります。
今季あまり入らなかったセカンド3Tが当面の課題でしょうか。

Gracie GOLD USA 125.40

大きなジャンプを見せつけるようにビシビシ決めていきました。
でかいルッツが二本入ると点もグッと上がります、勢い余ってという乱れも
時々見られてもったいない部分がありましたがパワーとスピードのある演技派
とても気持ちが良いです。

人気が出てきて実力もあるので色々環境が変わりつつあるかもしれませんが
彼女は注目されることはそんなに苦にならなそうですね。

Zijun LI CHN 127.54

うぉぉぉぉー!パーフェクトぉぉぉぉっぉ!!
ルッツにエラーを喰らいましたが軽度なので少ない減点で済みましたし、スピンを
レベル4で揃えました、試合をこなすごとにどんどん内容が良くなって行きましたね。
練習通りのものをきちんと出せた清々しさが見られました。

ほんとこの細い体のどこにセカンド3Tを二回飛ぶパワーがあるのか!
音楽を待たずにお客さんもスタオベしていました、あの美しいレイバックでの
フィニッシュは盛り上がらざるを得ないですね、今大会のキスクラMVPです。

Carolina KOSTNER ITA 131.03

鼻血・・・たまに出すと動揺しますよね・・・スピンとか頭に遠心力がかかりそうで
辛いと思います、血まみれで演技なんてことにならずに良かった。

トップ選手のみが使うことを許される曲「ボレロ」
この曲に小細工はあまり必要ないですね、ただ美しい滑りとエレメンツを淡々と
こなすだけで良いと思います、しかしそれはとっても難しいことなのですが今の彼女
なら滑りこなすことが出来ると思います。

滑りと姿勢が良くダイナミックさがあるので本当にピッタリなプログラムです、
少々止まるモーションが多いのが気になりますが音楽の雰囲気をしっかり掴んでいて
アクセントになっているかなとも思いました。

技術面はとにかくルッツ!ルッツさんが戻ってきたのが素晴らしい!助走を十分に
取っているので加点3はやりすぎですが2は出したいですね、惚れ惚れしてしまいます。
3F+3Tに挑戦してきたのも嬉しい、しかしあの出来で減点が無かったのは少々甘い判定
ですね。最後ジャンプ締めは決まると超カッコイイのですがこうなるリスクもあります。

スピン・ステップのレベルを4で揃え、決まったジャンプには十分な加点がつきましたが、
3Tと3Sという基礎点の低いジャンプが二回なのでやはりそれほどの技術点は
貰えませんでした。トップの選手の中でもずば抜けて低い基礎点です。構成点で稼げる選手
ではありますがせめて3Tは一回にしてより技術面の向上を期待したいです。

シーズン前半は休んでいたけれど滑り込み不足などの印象は受けなかったです、この
プログラムをもっと手を加えて滑り込んで五輪で見せてくれないかなぁ。

Mao ASADA JPN 134.37

4CCから少し構成を変えてきました、3Aを確実なモノにするため冒頭に持ってきましたが
ツーフットですね、ただ今までの失敗と違うのはしっかり回転していたところです、
少々回りすぎたが故の失敗という感じもします。

3F+3Loはセカンドが流れてしまいました、セカンドループは第一ジャンプの着氷が完璧
でないと繋げられないのでコンビネーションを一つ失ってしまうのが怖いのですが
リカバリーをしっかりつけたのが良かったです、むしろ音ハメ出来ていた感じがします。

高難度ジャンプを組み込めるまでのレベルに戻ってきたのも嬉しいですが、今大会
感動したのが2A+3Tと3Sの安定感です、しっかりとした軸に流れの中で飛べていて
苦手だと言っていたジャンプとは思えません、もちろんシーズン通して失敗も見られた
ジャンプですがしっかりと彼女の武器として定着してきたなと思います。

今シーズンは高いレベルでの技術と表現の融合をジャッジに見せつけることが出来ましたし、
シーズン6戦中5勝、再びワールドの表彰台に返り咲くなど強さも戻ってきました。
長年の取り組みが形になってきましたね、佐藤先生たちとのやり取りを見ていても今は
非常に充実しているのだなぁとわかります。

Yuna KIM KOR 148.34

ギョギョ!美しすぎるプロトコルw・・・0すらありません。
驚くべきジャンプエレメンツの安定感です、韓国選手権でもジャンプにミスは
無かったので今シーズン二度目のノーミス演技ですか、高難度な要素を確実に
自分のモノにしてしまうのは凄いです。

ほかの要素も以前のレベルに戻ってきている印象です、ステップは以前より
上体の動きが豊富になり良いですね、ただこれが真央さんのステップと0.1点差というのは
ちょっといただけないなと思いました。

壮大な曲にも負けない勢いがプログラムにあったのが目を見張りました、SPで演技後
ちょっと息切れしているように見えたのでスタミナ面が不安だったのですが途中疲れが
見えることはありませんでした、復帰に当たって心配されたところは全く問題なさそうです。

お休みしてても評価は硬かったです、あとやはりスケーティングの面でも今の時代は
スピード至上主義な採点傾向なのだなと思いました。
他を引き離す圧倒的なスコアでワールド二度目の優勝、強烈な五輪女王の帰還を
印象づけました。
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