2011 世界選手権 女子シングル FP

長い間待ち焦がれてた世界選手権でしたが始まってしまえばあっという間に過ぎ去ってしまいました。
開幕セレモニーの映像を見ましたがとても胸に染みるような演出でした、
これを一カ月で用意するとは、ロシア凄いですね。

一位 安藤さん

おめでとうございます!自身四年振り、二度目の優勝になりました。
始めの3Loが若干詰まった瞬間からハラハラしてしまいました、でも2A+3Tが
出来なかったとこ以外はいつもの安定した安藤さんでした、コントロールが
本当に上手い選手になったんだなぁ。

スローパートの振付のマイナーチェンジも良かったです、手を前に出し握る動作に
ドキッとしました。構成点は自身のベスト 64.46をマーク!今季フリーは全て一位という
安定した演技を続けてきた成果ですね。スケーターとして円熟味を更に増したシーズンだったと思います。
エキシビジョンは涙が出るほど美しい演技でした、いつからこんなに人の心を突き動かす
表現が出来るようになったんだろう・・・、アンコールのレクイエムは彼女自身も家族を失った
悲しみを経験しているからこそ、自然と涙が出てきてしまったのだと思います。
美しい演技をありがとう!本当におめでとう!

二位 ヨナ選手

こちらも初お披露目となったフリー「アリラン」壮大さと哀愁さが感じられ、
今までフィギュアでも聞いたことのない音楽で面白かったです。
挑戦的な選曲であり、自国の音楽なので五輪女王のこの大会への意気込みが見れたと思います。
全体的な感想としてはもう少し韓国らしさが感じ取れるような印象的な振付、表現があっても
良かったんじゃないかと思います、音楽のインパクトの方が強すぎるかな。
衣装も勝手に赤とか予想してたので、シンプルな黒とか以外でした。大きい真鯉は・・・

技術面は昨季のガーシュウィンより難度が落ちているのは否めませんでした、
前のプロはこれでもかってくらい加点を取ることを意識し、ジャンプの前後に動作が
あったのですが今回は抑えめな感じでした。
しかし始めの3Lz+3Tをクリーンに決めてきたのは驚きです、とても綺麗な出来でした。
今回多くの選手が3-3をプログラムに入れてきていましたがそのすべてがもっとも
簡単な種類の3T+3Tでした。その中で高難度のルッツからの3-3を久しぶりの試合でも
軽々決めてくるというのは流石、やはり並の選手ではない。
サルコウの入りの動きも綺麗でした、+1Tになっちゃったのが残念だったけど。

ビールマンスピンをフリーに入れてくるのって久しぶりに見ました、いつもはSPだけなのに、
最後少しぐらついてたけどレベル取りはしっかりしてます。ステップはもっと流れるように
踏めれば良かったと思います、密度は高くなっている印象。

構成点は相変わらず高い点が出ましたが、この内容ではさすがに安藤さんのテクニカルには
勝てず、フリー128.59で銀メダルとなりました。
ぶっつけ本番の世選でメダルを獲得できたことに感極まったようで、表彰台では目に涙が
見えました。来期のことはまだ白紙だということです、GPシリーズの出場はまた無いみたい
ですね、どうするのかな。

三位 コストナーさん

3年振りメダル獲得!やったぁ!
自爆娘コストナーさんが今季は全試合で台乗りという安定した結果を見せました、
フリップ戻してきたね!完璧に飛んでいました、また3F+3T見せてね!
メンタル強くなったぁ。このFPは一つ一つのポーズが雰囲気に良く合っていて
印象的、ミスは途中ループが抜けてしまっただけ、ワンミスに抑えられれば上等上等!
三連続も流れが止まらずきれいに決まって良かった。

あいかわらずスパイラルからの流れが曲の静かな盛り上がりもあり最高すぐる!
どこまで伸びるの?ってくらいの勢いでギュンギュン滑って行ってしまいます。
ステップではレベル4獲得!音楽表現も完璧だし私だったら+3差し上げたいわ。
彼女のスケートが見れるだけでホント満足です、「牧神の午後」を表現しきってしまうなんて、
素晴らしいプロをありがとう!私的ベストプロのトップ3に入ります。

四位 レオノワさん

ショート・フリーをこれだけ揃えてくるとは!素晴らしい活躍でした。
冒頭3T+3Tは全く回転不足の心配のいらない良い出来でした、
ルッツがロングエッジですが一応トリプル五種入りという理想的構成、
ステップは感情が爆発して曲の狂気染みた雰囲気が出てよかったです。
まだスケート、プログラムが洗練されていない部分もあり、メダリストと比べてしまうと
見劣りする部分もあると思いますが彼女の「スケートは楽しい!」ということを
体現するかのような滑りはいつ見ても良いものです。

台に乗っても良いと思わせる演技だったのは分かりますが、今回は得点に出来が十分
反映されていたと思います、構成点60越えとか跳ね上がったなぁ。
ロシア三枠復活の立役者!おめでとう!コーチにモロゾフってマジですか!?

五位 シズニーさん

冒頭のルッツのミスが無ければ台に乗れたかもしれないです、でも今期はGPFで優勝するなど
大躍進なシーズンでした。プログラムも素晴らしかった、彼女の上品なスケートに
とても合ったハマりプロ!お衣装も今季ベスト1です。しかし有香さん夫妻について
1シーズンでここまで変わるとは、どんな練習させたんだろう・・・。
まだ進化の過程だと思うんですよね、2Aだってあんなに危なっかしい飛び方だったのに
比較的安定してきてるし、上半身の動きがまだ少ないとことか直ればもっとよくなるのに、
まだわからないけど引退はしないで欲しいよぉ・・・。

六位 真央さん

多々ミスが目立つ内容でした、冒頭の3Aですがダウングレードされるレベルではないと
思ったのですが、厳しかったですね。安全策をとればという意見もあるでしょうが
それでも試合で飛び続けるという事が彼女にとって一番の練習であり、納得するための
試合運びの手段なのだと思います。

キャメルスピンでバランスを崩したり、後半音楽に遅れがちになってしまったりと
あまり見られないミスがあったのも意外です。随分細い体でしたね、体重調整が
いつものようにいかなかったそうです、ベストより4~5キロ低いって辛そうだ・・・
3F+2Lo+2Loは今までの中で一番鮮やかだったんじゃないかな、質は確実に向上してます。

サルコウやルッツ、セカンド3Tなど新しいジャンプを一気に取り入れ、ジャンプの質も
改善しつつという貪欲な向上心で臨んだ今季、今までの中で一番不調なシーズンだったと思いますが
それでもワールドの順位を一桁にキープするのはさすが。
来期はオフシーズンからじっくり佐藤コーチに指導を受けられると思いますし
更に進化したスケートを見せてくれることでしょう、お疲れ様でした!

七位 マカロワ選手

調子のよかったショートでしたがフリーでは9位と順位を随分下げてしまいました。
ループの転倒でコンビネーションに繋げられずシークエンス扱いとなり最後に飛んだ
コンビネーションは無効扱いになってしまいました、もったいない。
そういえば彼女去年の世選も最終滑走でしたよね、難しい滑走順だと思いますが
頑張りました、構成点も貰えているし彼女もこれからが楽しみな選手、ロシア三枠
よかったね。キスクラではちゃんと足閉じよう、座り方男らしすぎるwww

八位 村上さん

落ち着いていて確実な良い演技でした、3T+3Tとか認定レベルだと思うのですが何故
アンダーローテなのだ、他のちょこちょこした減点も痛かったです。
テレビを買い替えてステップの音楽に剣さばきの音が入ってるに初めて気付きましたが
ばっちり合っていてカッコよかったです!一つ一つの要素にとても良いもの持っている
バランス型の選手ですよね。

シーズン前半に比べ評価が下がってきてしまったのはかわいそうでしたが
これぐらい厳しめのジャッジの方が今後を考えると良かったのかもしれません、
ジュニア上がりの選手がシニア一年目で目覚ましい活躍をみせるのはよくある
ことですが、真価が問われるのはシニア二年目からです。
これからどんどん課題が出てくるし思い通りに行かない試合も多くなると思いますが
それを乗り越えて素敵なスケーターへ成長して欲しいです、お疲れ様!

今回は安藤さん余裕かもと思っていたらヨナ選手と点数的に拮抗する形となりました、
なので大技を失敗してしまった事もあり優勝できるかどうかハラハラものでした。
日本は2006年からワールドメダルを途切れさせていないし、金を四回も取っていますが、
世界選手権で金メダルを取るっていう事は本当に難しいことなんだなぁと改めて感じさせられました。
いつもより長いシーズンが終了しました、オリンピックの後で様々な変革があった面白い
シーズンでした、選手の皆さまお疲れ様、ありがとう!
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